関西弁は喋れるか?(六甲山)

2008.3.23

今の季節は、何処の山も中途半端な時期だ。
相棒から、それなら関西の山はどうかという提案があった。
丁度安い切符が手に入ったから、それならばと関西へ遠征することにした。

僕は、京都は行った事はあるが、実は大阪には行った事が無かった。
だから、山の後は夜の大阪へ繰り出そうという計画になった。
計画は、仕事が終わった後、東京から出ている夜行に乗り朝方に関西に着く。
そして、兵庫にある六甲山に登り、降りてきて大阪の街に繰り出し、その夜に東京行きの夜行で帰るという、なんともハードな計画だ。
かなり電車の中に居る時間が長いので、暇つぶしにと読み始めた単行本のフィリップマーロウをザックに詰め込んだ。

そんなわけで、東京駅発の夜行で大垣に着くと、どんよりした雲が広がっていた。
昨日は全国的に天気が良かったのに対して、なんともタイミングが悪かった。
大垣から普通列車に乗り芦屋まで行く。


芦屋の駅前辺り

日曜の朝の芦屋駅は人もまばらであったせいか、何だかすっきりしていてとても綺麗な駅だ。
まだ店などが開いていない街中も、ゴミなどは全く落ちていなく、とても清潔な街だなあと感心してしまった。
途中のコンビニエンスで何か変わったものが無いかと立ち寄るが、関東とはダシが違うんだよと相棒がカップうどんを買っていた。
それから、てくてくと高級住宅街へと歩く。

六甲山を目指し、坂道の住宅街を縫うように進む。
何処かしこも立派な豪邸が立ち並んでいるが、嫌味を感じさせないのはとても個性的で御洒落な建物が多いからか。

住宅街の坂を上がって行くと、ロックガーデンという場所にたどり着く。
花崗岩が雨風の侵食で出来たものであるらしい。
遠くにはロッククライミングをしているパーティーも見えた。

この辺りは観光地であり、この日も数組の観光客で賑わっていた。
もちろんその殆どが関西の人間で、僕らみたいにわざわざ東京から遥々やってきたという人間はあまりいない。
周りにいる人は当たり前だが関西弁を喋る。
子供も大人も「~やなあ」とか「疲れたわぁ」とか「いこか」とか関西分が耳に入る。

六甲山は、山頂までは懐が深いというか、最初の方はアップダウンが少なく、歩き安い平坦な道が多い。
だから会話も弾むと言えば弾む。

それで何だか僕らは東京弁(?)で話しているのは何だか肩身が狭くなりそうなので、ちょっと関西弁風に喋ってみる。
と言っても、そんなものはすぐさま喋れるわけではないのだが、これはこれで面白い。

この辺りはどうもイノシシがようけ、まあ関東で言えば鹿の生息が多い丹沢みたいな場所やろうか?
幾分中途半端な時期やので、咲いとる花と言えば椿ぐらいしやろかいちゅうわけや。
もっともっと暖かくなれば色々な花が咲いとったりするのやろうが。


芦屋を望む

六甲山からは夜景が綺麗や聞いとったが、確かに夜は良さそうや。
遠くに大阪湾が見え、当たり前やけど関東では見かけへん風景や。

どっちかと言うと、登山よりハイキングと言った感じやけど、それでも標高は筑波山より高いちゅうわけや。
登山道はしっかりと踏み均されて歩き安いので、あまり体力を使いまへんちゅうわけや。
がせやけど、ケツはちーとばかし足を攣ってしもたから、普段の運動不足が祟ってしもたんやろう。
ザックの中のフィリップマーロウが効いたんかもしれへんな。


風が強く、寒かった

昼過ぎに山頂に到着。
車道が通っとったりするから、山頂ちゅうよりも峠と言った方がよいな。
トイレもしっかりあり、手を洗おうとするとオバちゃんが「それどないすれば出るやろか?」と突っ込まれたちゅうわけや。
それで何だか空の鈍よりさもあり、少々興ざめしてしもたちゅうわけやな。

バーナーで火をおこしカップめんを啜った後、また歩き安い道をショートカットしながら下山したさかい。
反対側の有馬温泉に着いたちゅうわけや。
しかも、その登山口でどこぞの温泉ホテルのおっちゃんが宣伝の為のポケットティッシュを配っとったもんやから、関西のショーバイ魂を垣間見れたちゅうわけや。



有馬温泉

有馬温泉は、傘を差した観光客で賑わっとった。
アチラの観光客も意外にようけ、さすがは大日本帝国の三代温泉や感じさせるちゅうわけや。
余計なお世話やけど有馬温泉の他二つは、下呂温泉と草津温泉や、通称温泉マニアの相棒は言っとったわ。
折角やから、ワテらも650円払って温泉に浸かることにしたちゅうわけや。

ほんで、宝塚から電車で大阪に繰り出す。
東京では少ないが、関西の電車は四人掛けの席がある車両が多い。
しかも、ドアの開閉はボタン式になっとるちゅうわけや。
大阪府内には昔の山手線みたいなの車両が走っとったり、○や△といった印でドアの位置が変わったりと、関東とはやはりちゃうわ。
おまけにエスカレーターも関東とは逆で左側通行やので、何だか笑ってしまうわ。

難波に降りて道頓堀へ向かうわ。
沢山の人で賑わっとったが、東京(例あげたろか新宿や渋谷)の賑やかさとはちーとばかしちゃうわ。
思っとったよりもすっきりとしとると言うか、これは何やろうと思っとったら、それは雑音が少ないちゅう事やった。
渋谷や池袋のメインストリートなんかは、競うようにしてスピーカーから大音量で音楽がアナウンスが喚き立てるちゅうわけや。
それに対し、この道頓堀川はネオンや人は多いが、意外とアンプから出る音は大人しいちゅうわけやな。
道頓堀川の流れる音までも聞こえてきそうや。

それでいて、人がようけ賑ややろか場所なんやけど、何だか温かみや心地良さみたいなものがあるちゅうわけや。
東京のあのケバケバしてアホみたいにうるさい雑踏がないちゅうわけや。
そういったものは他の都市でも感じられるが、東京だけは特別なのやろうか?

それに全体的のイメージからして、もっとコテコテしとるちゅうか濃厚な感じなイメージやったが、以外にもあっさりしとったちゅうわけや。
もちろん大阪の一部しか見ていなかったからなんとも言えへんのやけど、街や駅もゴミの散乱やらなんやらも少なく、すっきりした感じやったちゅうか。

もうちびっと散策したかったが、東京行きの夜行の時間が迫ってきたちゅうわけや。
旅ちゅうもんはシンドイもんや。

タフでなければ旅に出られへん。優しくなれなければ旅に出る資格がないちゅーワケや。

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