野池めぐり

2008.9.18

 

仕事が終わって、深夜からAr氏と車で千葉に向かった。
館山道も館山まで繋がっていて、高速を使えばそれほど遠くはない。

気になるのは、雨。
どうも、台風が近づいてきているらしい。

途中、深夜でもやっているドラグストア兼釣具屋によって、Ar氏がカッパを購入。
忘れないように玄関に置いておいたのだが、あっさりと忘れたらしい(おいおい)。
このチェーン店はこの界隈に結構あるのだが、深夜だと店員さんはあまりいない。
例えば、このリールギヤ比がどうのこうのといった、あまりにも専門的な事を伺えるのかどうか疑問だった。
でも、深夜なんかにあまり大した買い物はしないから、まあ気にしすぎか...。

房総半島には野池が沢山有る。
地図を見れば分かるけど、かなり沢山有る。
野池があるという事は、田圃も沢山あるという事だ。
Ar氏は、手っ取り早く河口湖などでブラックバスを釣るより、そういったマニアックな野池を探して釣りをする方が好みのようだ。
そういった野池は、地図や、カーナビゲーションでチェックし、実際に現地に行って探すのだとか。

最初に行こうとする野池は、かなり奥地にあるらしく、暗いうちからはちょっと無理。
朝まで少し仮眠でもするかなと思ったが、あまり眠くなく、その辺の池で竿を出した。

何処にでもある池だが、繁殖能力が高いバスももちろん居るだろう。
最初の一尾に缶コーヒーを賭けて、僕は真っ暗な池を、奥へ奥へと入っていく。
とても不気味だが、何だか面白い。
何処に障害物があるか分からず、文字通り闇雲にエコギアをキャストする。

水際辺りで、ボチャンと何かが跳ねたから、最初はカエルか何かだと思った。
念のため水際をトレースすると、ヒット!

同じようにして、3匹くらい掛ける。
フフフ、楽しいなあ。

明るくなり、雨がシトシトと降ってきた。
仮眠もせず、Ar氏のとっておきポイントへ、道なき道を奥へ奥へと進んでいく。

このポイントは、残念ながら水が減っているし、かなり濁りが入っていた。
こういった池は、田圃や農業用に使う溜池なので、雨が降らないと常に水が減る傾向にある。
Ar氏の1投目で、小さいのが掛かった。
連続して掛かるが、どれも小さい。

悪くは無いが、水が濁りすぎなので移動する。

2時間ばかり仮眠して、コンビニエンスストアで朝食を取る。
コンビニエンスストアの『千倉』と言う住所を見ると、良い所にきているのだなと思うが、雨が本格的に振り出してきた。
ワイパーを左右に振りながら、海沿いを走る。
天気が良ければ、絶好の景色なのになあ。

世間話をしながら、適当に走る。
ふとカーナビゲーションを見ると、良さそうな野池を発見。
車はまたまた山奥に入っていく。

水の透明度もバツグンだし、ロケーションも文句は無い。
少しやってみるか。

タックルをセットし、ワクワクしながら思い思いに投げる。
だが、僕もAr氏もまるっきり反応が無い。
次第に雨粒も大きくなってきて、テンションも下がってきた。

このルアー使ってみてよと、Ar氏がスウィッシャーをよこした。
自分で改造したみたいで、プレゼントしてくれたが、正直こんなもので釣れるのかなあと思っていた。
しかしそれは杞憂で、ソイツをエッジに投げると、水面を割ってきた。

まさかそのルアーで釣れるとは思わなかったので(改造したAr氏も)、少しエンジンが掛かってきた。
狙うは、トップとサーフェイスだ。
これを期に、Ar氏は立て続けに40クラスを3本も掛けた。


ううむ。恵みの雨なのか。

デカいジョイントラパラのリップを削り、サーフェイス仕様にしているルアーだ。
ルアーがヌメヌメと泳いでいるところを見ると、良くこんなもんに食いつくなあと思ってしまう。
ブラックバスは捕食以外に、縄張りを主張する為に食いつく習性があるが、どちらだろうか?
雨も次第に本降りになってきて、それで水面が雨に打たれて警戒心がなくなったのか、良く分からない。
いずれにしても、いやな雨が、恵みの雨に変わった。

よしよし、このタイミングでフローターを浮かべたら爆釣間違いなしかと、フローターを準備する。
しかし、いざフローターを浮かべると、これがまるっきり反応がなくなってしまう。
一通り池を廻ってみるが、もぬけの殻だ。
次第に雨も止んできたが、一先ず休憩をとる。

近くにも、小さい池があるので、また車で散策してみる。

中には、木が生い茂っていて、本来人が近寄る場所じゃない池があったり、何となく怖い場所もある。
結局は、夕先ず目の時合いを見計らって、先程の池でまたフローターを浮かべることにした。

水面ギリギリから見える世界は、そこに沢山の小さな生命を感じる事が出来る。
生い茂る木々や、悲しくセミの鳴き声や、翡翠が水面を飛んで行く姿。
だが、というかやはり足元の水中は、まるっきり魚の反応が感じられない。

少し期待してはいたが、やはりバイトも得られない。
先程釣れた魚は、何処へ消えたのか?
色々探っていくうちに、睡魔に襲われ、ロッドを落とさないようにフローターの上でウトウトする。
Ar氏も、春先に眠くなって気持ちよく眠ってしまうらしい。
それで目が覚めると、その辺の木に流されていて、雲の巣が絡まっている事もあるのだとか。
知らない人がオカッパリから見たら、変な光景だろう。


水面には蛇が泳ぎ、蜂や蛾やクモがもがいていた

バイトも無いまま、辺りが薄暗くなり出した。
Ar氏は、クランクベイトで40クラスを2本上げたが、僕にはそういった引き出しは無かった。
完全に暗くなり、スナップに糸を通すのも無理になってきたので、オカッパリに上がる事にした。

ううむ、何だか悔しい。
フローターを片付け、駄目モトで少しオカッパリからやってみる事にした。
ガイドのAr氏は、最後、僕に釣ってほしいみたいだ。

辺りは完全に真っ暗。
辺り360度から、リーンリーンと秋の虫の音が聞こえる。
暗に包まれた山の奥からは、威嚇しているのか不気味な咆哮が響く。
この辺りの農家は、猿やイノシシなど野生動物に被害にあっているらしく、至る所に罠が仕掛けてあったりする。

残りの30分、サーフェイスを意識し、ルアーをトレースする。
そして残り時間僅か、バイトがあり、そしてヒットする。
しかし、コレはフックアウト。惜しい!

暗闇から、バスの捕食音が聞こえる。
最後のチャンスでもう一度、暗闇にルアーをキャストする。
これで釣れなければ諦めるか。

ゆっくりと、そして丁寧にリトリーブする。

そして、ヒット!来た!
結構重い。

くぅー釣れたあぁぁ!
僕もAr氏も、さすがに安堵した。
まったく、最後の最後でこれだもんなあ、何だか僕の釣りはいつもそうだなあ。
コレだから釣りは止められない。

とにかく良かった。
感謝!

水面にライトを照らして見ると、小魚やザリガニが沢山いた。
バスはこれらを狙っているのだろうか。

結局、ベイトフィッシュの動向を読むのが、釣果への一歩なのだろうかと思った。

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