じっちゃんと小さな川

2012.4.27

 

Covaクンセレクトで4人揃って茨城のバス釣り巡り。
小雨が降ったりやんだり、それに風も強い日だった。

朝方はまだ穏やかで、これはいかにも!というポイントだったが不発。
平日にも関わらず、結構アングラーが入っているポイントであった。
そんな中、一人のアングラーに出会い、ちょっとした奇遇が重なった。

さてそれから色々とポイントを廻る。
茨城ということもあり、実家のある街を抜け、母校を通り過ぎ、昔懐かしの小さな川へと。

少年時代にカラス貝やタナゴを獲った場所だ。
その時は、餌釣りなんかではフナや小さなブラックバスやその他ザリガニなどは入れ食いだった。
カエルやザリガニなんて学校の下校時に獲っていたりもした。
難しいのは田んぼにいるドジョウ。
あれはスバシっこかった。
残念ながら現在はその田んぼの半分は無くなり、住宅地になってしまった。

水門周りをスピナーベイトで探っていくが反応なし。
そう言えば、昔はスピナーベイトなんてものは高根の花的存在で、大体投げるルアーと言ったらスピナーがメインだった(小さいのが良く釣れた)。
プラグも使って無くすと勿体ないので、殆どルアーケースの肥しになっていた。
もちろん、今みたいに中古釣り具屋なんか無い時代だったのだ。

日も暮れ出し、僕は肩を落としロッドなど後片付けを始めた。
すると、近くの商店の店主だろう、その店のじっちゃんが声を掛けてきた。

「釣れたべか?、もうちっと水嵩が増えれば釣れる様になっと。」

じっちゃんの手と顔は小刻みに震えている。

「昨日は鯉が3匹釣れたべや」

結構な御年なのにそれでも釣りをされている。
多分、何十年もこの小さな川の畔で小さな商店を細々と営み、時間が空けば川で糸を垂らしていたのだろう。
冬の枯れた景色から春先から菜の花が咲き乱れ、夏はカエルやオオヨシキリがけたたましく鳴き、秋の空にはトンボが飛び交う。
数十年、この川を眺め続けてきたのだろう。

うーむ、年季そのモノが違うのだな。
果たしてウチ等もそんな年になっても釣りをしているのだろうか?

じっちゃんは釣れたみたいだが、僕らにはアタリもないまま、日が暮れるのを拝むしかなかったのだ。
(*上の方に載せてある写真はそのじっちゃんでは無い)

ラーメンはしっかりとやっつけて帰路に着く。

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