白神山地まで

2014.10.15

東北へ行くのはほぼ初めてで、鳥海山へ登った時山頂の県境で少し秋田県を跨いだ程度だった。
その東北、特に青森にある白神山地に前々から興味があったので行くならそこへ行きたいと思っていたのだ。

宿がある鯵ヶ沢から車で1時間半くらい、日本海側の道を能代方面に南下する。
前日は台風の影響で海は荒れ模様だったが、地元の人から言えばこの辺りは常に荒れているとの事だった。
しかし、台風一過と言う事もあり、この日は風も無く実に良い天気だった。

大体、あまり車なんか走って無い。
紀伊半島や西伊豆をイメージしていたが、走っていると集落や小さな街があったりする。
晴れているからか、その全てが実に美しい。
たぶん真冬に同じ場所に来てみたら、これは実に寂しいところなのかなあと想像する。

少し走ると、日本一の銀杏の木と言うものがあったので寄り道。
まだ銀杏の葉は紅葉しては無かったが、根元に立てばその大きさに驚く。

何とも神々しい。
こう言うあまり有名な観光名所では無い所を廻るのが僕は好きである。

驫木という小さな駅があったが、時刻表を見るとこの五能線(五所川原と能代を結ぶ)は一日に5本くらいしか走って無い。
運よくその一本と出くわしたため、鉄ちゃんみたくカメラを構えてしまった。

途中にある漁港なんかも良い感じだが、これだけ海が近いのにあまり釣り人を見かけないのはもともと人が少ないからだろうか?
砂浜などではいかにもヒラメが釣れそうだが、この辺りはイカが有名らしく、イカ焼きやさんがチラホラと有った。

渡良瀬川と言ったかな?行きの時に非常に美しい風景だったので帰りがけに寄ってみたのだ。
(後で調べたら渡良瀬川では無く追良瀬川だった)

すると地元のおじさんが、「あんだらどこから来たべ?」と東北弁で声をかけてきた。
「橋の上がらサケの産卵が見えっど」とフレンドリーに手招きしてくれた。
東北の人は恥ずかしがり屋と聞くが、このおじさんはおしゃべり好きの様である。

橋の上から川面を見下ろすと、遡上してきた大きなサケが雄が雌をめぐって至る所で水柱を立たせている。
北海道で、サケが遡上しているところは見たが、産卵の模様を間近で観たのは初めてであった。
それにしても、静かで実に美しいところで、気持ちが和やかになる。

ちなみにこのおじさんは鮎を600百匹釣ったと自慢していたが、本当なのだろうか?

意外と白神山地までは遠く、神と言うだけに山深いところにあって、なかなか人間を近づけさせないのだろう。
この辺りはブナの原生林と言うことで世界遺産登録がされているが、表だってあまり世界遺産と言う事は謡っていなかった所が逆に好印象である。

白神山地への入口は大きく2つある。
内陸側と海側であるが、最初はその二つを結ぶ林道を抜けようかなと思っていたが、この林道は夏季だけしか開通していないとの事。
しかも、かなりのワイルドロードで有るらしく、時間もそれなりに掛るとの事だった。

さて少し山道を登り、やっとの事で目的地に着いた。
車を駐車場に止めて、一時間くらい白神山地の一部を散策できる(そう言うコースがある)。

先ずは、旅の目的でもある青池と言う場所。
ここは歩いて直ぐ有った。

深さは9メートルあり、湧水が湧いていて非常に綺麗だ。
しかし、残念なことに光があまり届いてないのか透明度が落ちて、青と言うより群青色と言う感じであった。
しかも池の半分に落ち葉が散乱していた。
これはちょっと残念と言うか、この場所は新緑の季節か、トップライトが落ちる真夏がベストシーズンなのかと思った。

ただ、池の中を泳いでいる岩魚はとても幸せっそうだった。
あ、そうだ岩魚もそうだけど、近くにイトウの養殖場もありちょっと寄ってみたのだが、まるで池の巨鯉の様に大きくてびっくりした。
ちなみにこのイトウのお刺身は非常に高価。

その隣にある湧水の池は、良い感じに日が当たっていた。
ここも透明度は高く綺麗で岩魚も泳いでいた。
ちょっとルアーを投げてみたい気もするけど...。

ブナの原生林と言うが、正直どの木がブナなのか分からない。
お土産屋でブナの木を使ったお皿があったが、その値段を見てぶっ飛んだので、とても高価な木である事は間違いない。

どうも僕は巨木が好きなようである。

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