山の日、燧ケ岳

朝方は霧が掛っていて数メーター先は見えなかったが、いやはや山の天気は分からない。

それはまるで場面が切り替わるみたいに突然現れた。

 

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深夜急行で会津高原尾瀬口と言う駅で降りると、さすが山の日と言う事もあり登山客が多かった。

その小さな駅に若い駅員が一人で案内をしていたが東北訛りが出てくると、「そうかここは福島なのだな」と思う。

さて、そこからバスでさらに2時間の檜枝岐村へ向かう。

尾瀬御池峠から登山をスタートするが、霧が立ち込めていて手が悴むほど寒い。

夏真っ盛りなのでまさかそこまで寒いとは思わなかった。

 

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予報ではこの日は曇りであったが、とにかく霧が凄い。

森は幻想的に見えるが、道がぬかるんでおり歩きづらい箇所もある。

 

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多少登ると湿原が広がり、これもなんとも幻想的で美しい。

スティーブンキングの『ミスト』を思いだしてしまうが、霧の中からヌウっと巨大生物が出てきそうな感じがするのは僕だけだろうか。

 

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尾瀬はこの湿原があるのが魅力の一つでもある。

天気がよかったらもっと綺麗だったんだろうな。

 

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湿原を抜けるとまた急登が始まる。

国立公園だからか木道が続くのは有難いが、所々木の階段は段差が高いところが有りそれを乗り越えるのは大変。

鼓動も周りに音が聞こえそうなくらい早くなっている。

しかし、登るにつれ次第に青い空が見えだした。

そしていつの間にか青い空が見えた。

 

 

 

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何と素晴らしい景色。

「来てよかったぜ!」と思った瞬間だった。

燧ケ岳のピーク柴安ぐらはマナイタグラ(漢字で書くと読めない)と言うピークの向う側にある。

 

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しかしまた天気予報外しやがった。まったく。

 

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喜んでいるのも束の間でまた急登が始まり、苦しい思いをさせられる。

当たり前だけど、やはり登山は過酷なのだ。

 

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この尾瀬は色々なルートがあったり、又登り易い山でもあるから老若男女沢山の登山客が居る。

若い人も結構登っていたのはそう言う部分も有るかもしれない。

マナイタグラのピークに着いたのはまだ9時代であった。

 

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そこから燧ケ岳のピークである柴安ぐら(2356メートル)を目指す。

一旦下がりまた登ると言う奴。

 

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朝方は寒かったが、夏の日差しが差す中これだけの運動量なのでそりゃ汗もかくし喉も渇く。

そしてやっと頂上に着いた。

 

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頂上から見下ろす尾瀬ヶ原は、小学生の時に行った事がある。

夏が来ると思いだす♪と、良く母親が歌ってたのを思い出す。

 

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しかし、僕らはこの尾瀬ヶ原に降りるのではなく(ここは3年前の台風の影響で通行止めになっている)、長英新道を下り尾瀬沼を右手に見て下山し、大江湿原へと出る下山ルート。

昼飯にはまだ早いので、ゆっくりと一服してから行動する。

それにしてもかなり早いペースで来ているからか時間に余裕がある。

頂上から見下ろす沼田池も、なんだかあっと言う間に着きそうな気がする。

 

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長英新道を下った途中に見晴らし台みたいな箇所で食事をする。

ヘリコプターが執拗に旋回していて、最初は手を振っていたりしていたが、さすがにちょっと煩くなってくる。

山の日だから地元のメディアか何かが取材してるのか、それにしても人が飯食っている真上をパタパタと辞めてほしかった。

 

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さて、上から見たらあっと言う間かなと思った下山も、これが以上に長い。

標高を落とすごとに、登山道も水たまりが有ったりとぬかるんでいたりする。

 

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靴を汚さないようにと思ったけど、最後の方は泥だらけになってしまった。

そんなこんなでやっと尾瀬沼まで降りてきたが、バスの発着所の沼山峠まではさらに木道を1時間半も歩く。

 

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ただここはそれまでと比べて平地なので歩きやすく、何と言っても青い空と心地よい風、それに景色が素晴らしい。

いままでがハードな道だったので非常に癒される感じで、尾瀬はやっぱ良いところだなあと思わせる。

 

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たまに吹く心地よい風、小川のせせらぎ、鳥のさえずり、沢山の植物...いやあ日本って良いなあ。

あ、そう言えば燧ケ岳って福島の山だったんだよなと改めて思った。

 

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それでやっと沼山峠に到着。

いや疲れたし、汗もかいたし、日にも焼けたし、喉も渇いた。

 

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しかし、山の日らしく天気に恵まれ、バスの車窓から見た美しい村にも癒され良い旅が出来た。

帰りは鈍行で4時間の列車旅。

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