エイプリルフィール

2004.4.1

朝からクシャミが止まらず「こりゃ本格的な花粉症だな」と思い、春の暖かさを感じる今日この頃。
ゆっくりと釣りの準備をし、桜が満開になったうららかな天気の中出撃。
まあ結局は潮汐の関係でいつもの謎のサーフなのだけど、今日の潮汐から言うとかなり時合いは短そうだ。

空にはヒバリがピーチクパーチク鳴いていて数ヶ月前のあの寒さが嘘のようだ。
南東からの風が多少強く、潮は濁りが入っていてシーバスを釣るには最高の潮色だろう。
そしてあいも変わらず鴨が水面で休んでいる。この辺りに餌になる小魚がいる証拠だ。

いつものようにバイブレーションで探ってみる。
サーフ側から風が吹いているのでルアーが良く飛ぶ。
まだ日が高いので足元をテクトロで探って行く。

サーフ側の方は風の影響で少し荒れていて、見るからにこちらの方が釣れそうな雰囲気。
ちょうど堤防の下のほうはシェードになっているので、テクトロしてみる。

まだ日が高いから反応無いかなと思っていたら、岸際に来た所でグンと重くなった。
よっしゃ!来た、来たと、竿をさばく。
まだ明るいので魚が水面で暴れているのが良くわかる。
少しタモ入れにまごついたが何とかランディング。
50センチ後半。

こりゃ幸先良いぞ!と同じようにテクトロしていると、また同じポイントでヒット!
今度は結構引くが前回の時のように一気に寄せようとはせず、慎重にファイトする。
グングンと心地よい感触が竿先に伝わり、明るい日中でのやり取りなので魚が良く見えてかなりエキサイティングする。
何とかタモに入れ上げてみる。
先ほどよりかサイズダウンしているがナイスファイトでかなり楽しめた。

次も来るかと同じようにトレースすると、あららまた同じポイントでヒットした。
今度のは軽い引きで余裕でファイトを楽しむ。
水面を見るとかなり浅い所でヒットしていることがわかる。
これは40センチクラスだった。
まだいるかな?と思い再トレースするも反応無しで、念のためもう一回テクトロするとまたヒット。
これも同じ場所で40センチクラス。
その後3,4往復したが無反応で、普通にキャストすることにした。


どれもマールアミーゴ

少し暗くなってくると、珍しく堤防を人が歩いてきて「シーバスですか?」と聞いてきた。

キャストを繰り返しアタリも無いので、数投したら移動しようかと思っていたら、少し沖のほうでヒットした。
軽い引きでまた小さいサイズだが、手堅く網を使いランディング。
(今回はサーフ側にしか反応無かった)

一応、ポイントゼロの流れ込みをチェックするが反応なしで、また堤防に戻るも潮が引ききっていたので早めに撤収することにした。
潮が引いたから堤防の下はどうなっているのかと思い見てみた。
なるほど少しくぼんでいるのだなと確認し、足元を見るとイワシか何かの小魚が落ちていた。
良く見るとイワシではなく、グースであった為思わずバイト。

いつも今日みたいなら良いのになと、ご機嫌で謎サーフを後にした。

春は、花より魚だ。

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