小場所

釣り場へ着く前は、大体いつもウキウキした気持ちでこの日もそうであった。

良い濁りと、良い流れが出ていて、いかにもと思ったが肝心のベイトが見当たらない。

あっという間に時間が過ぎて、先月の8月と比べるとくらべると日が沈むのも早くなったものだとナイトゲームに期待するわけである(多少涼しくもなったし)。

少し下流に移動し、本格的な下げの流れの中で沖を狙うがまるっきり反応が出ない。

8月のシーバスはまるっきりダメであったのだが、9月に入ってからも前回1バラシで終わっている。

という事で、前回バラした箇所に入る。

少しワンド状になった小場所であり、地形変化もあるところだ。

その地形変化に魚は着いてるだろうと確信してるが、確信部を打つその前に足元の際をダウンクロスで打っていく。

表層のブーツでは出なく、チョーサンに変えるとゴン!と久々の感覚。

やっぱり出たよとシーバスを寄せてくるが、小さい割によく引くので最初はスレ掛かりかと思ったが、しっかりルアーを口に咥えていた。

そしてネットイン。

測ると51センチだけど、シーバスの引き味はやっぱり良いもだ。

1ヶ月ぶりくらいのシーバスなのでやはり嬉しい。

リリース後、水面を見ていると、下流からイナっ子らしい群れが近づいてきた。

ここでやっとベイトフィッシュを確認できたと思ったら、目の前でパン!とシーバスの捕食音がしたので驚いた。

シーバスは虎視眈々とこのベイトフィッシュを狙っていたのかもしれない。

これはチャンスとルアーを通すもバイトも得られず。

そして確信部のワンドエリア。

チョーサンをダウンクロスで引いて、足元で八の字をしてると小さいのが食い上げたがフックアウト。

色々やって反応が無くなったんので、縦ストラクチャーにバイブレーションを落とす。

リトリーブすると重くなったので根がかりかと思いきや、フォールで喰ったのか何やら魚がヒットしていた。

これが中々重たい引き味でこれは黒鯛かなと思ったが、途中でフックアウト。

残念!

かなり小場所だが、ここでは魚がしっかり着いてた。

同じエリアだけど、もう少し掘り下げてみたら面白いかもしれないと思いこの日は撤収した。

虫の鳴き声が秋らしい。

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